2014.09.30 Tuesday
名前と型/ 玄米食 と酵素玄米食という名前は何が違うんだい?
ナマステ〜
日本人は世界でも最も発明力のある人種だと 私は思います。
こんなに小さな国に人口数も少ないのに、世界の中で、新しくて良いアイデアを次から次へと進化させ、ブームが出来る というお国柄は なかなか無いと思います。
健康食においてもそうですね。何でもありの日本ですが、面白い事に名前も次々と新しいカテゴリー的な名前が創られています。。。
25年前に 第一次ブームとなった玄米食
その頃は酵素玄米という名前はありませんでした。
日本でマクロビオティクという名前はもちろんありましたが、
私が23年前頃 NYに住んでいた頃、アメリカ人もイギリス人も殆どこの名前の食事療法を知る事はありませんでした。
今じゃ日本人が世界に広めてこの名前が少しずつ世界でも認証出来る様になったと思います。
人間でも名前と型が ある様に
物にも対してもそうです。
ではもともと
名前が無ければ、それは本質をそのまま認証するしかありません。
私がマクロビオティックを始めた25年程前は 圧力釜に 水と土釜を入れて、その中に玄米(小豆も)とひとつまみの塩、水を入れ、炊いていました。
そして、炊けたらそのまま炊飯ジャーに保温にして、3日間ぐらい 立て続けて食べていると、確かに玄米食を食べてる友達と3日目の玄米の方が味が深くなって美味しいよね!という話題で、当たり前の様に 3日目の玄米を美味しく頂いていました。
最近、ココ数年
酵素玄米が流行ってると聞いていますが、 玄米食をやってる人はそれが、普通の様にして食していた事が 何かそれが特別な物へと変化しているのに、凄く驚きを感じています。
新しい名前を付けて 出版のタイトルは 新鮮度が上がるという 事なんでしょうか?
流行るというのは なんでも 宣伝やメディアから 発展して行きます。
そう考えると、日本人って凄い所に目が行くもんだなー、、、と感心してしまうのです。
日本人は特に新しい名前を付けたがる。
そして新しい感覚へと導き、ブームにしてビジネス発展に繋げる。
しかし、昔から 当たり前の様にそこに在ったわけで、それに名前を付けるだけで何か新鮮な気分とブームの波に乗っている事に満足している ような気がするのです。
日本人の特徴
江戸時代からそうだったのか?
浮世絵をみると、気質が伝わって来る。
流行物には 見逃せない人が多いのが 日本人の特徴の様に思える。
某ブランド品が 良い例でもある。
ところで
ヨ−ガでも 最近は欧米で付けられた名前のブランドヨーガとも言われるのがそうだ。
アメリカに居ると、田舎の方じゃ インドの伝統的なヨーガについて、殆どの人が知らず(特にジムのヨガクラスとか)
一般的に アメリカでも表面の部分しか触れたくない人は、すれすれのセクシーな体を見せて インド人のヨギには考えられない程のビキニ系の しかも腿のラインまで見せちゃう格好、、、そんなお姿でポーズとって なおかつ健康にいい事してる事に満足している方達がいらっしゃる。 それが普通と思われる人に良く聞かれるのですが、
『何ヨガしてるの?』
という質問です。
「私はアシュタンガよー』
という人もいれば
『フローヨガよー、、、』等々数知れ無い程のブランドヨガ
私は
『インドで学んだ伝統的なハタヨーガですが、シヴァーナンダのシークエンスの練習とヴェーダンタを勉強しています。』 と答えます。
最近
実はこの質問にうんざり来ているのです。
パタビジョイスだって、アイアンガーだって、元々はインドの伝統的なヨーガを学び、そこから、自己流のオリジナルを発掘させて行き、周りの欧米人の弟子達が アメリカから世界に広めているわけでしょ。 価値判断で言ってる事ではないので、そのところは勘違いなさらないでくださいね。
忠実に伝授されているかは、私には知る由もないことですが。。。
あまりにも 本当のヨーガの在り方について勘違いしているのでは?と思う事が良くあるんです。
それも有りですよー と言う事でも全く良いのですが。
本場インドのアシュラム生活では
スワミ達は伝統や文化を重んじるので、女性は胸の谷間、肩、膝上の素肌を見せてはならぬ というアシュラムでの掟があります。
きっと、海外で発展している団体組織が大きくなりすぎると 忠実な方向へ発展して行くのは難しいのかも知れませんね、、、
やはり 元々 何処から来ているかを考えたら、本場インドで真面目な伝統を重んじる師匠に直伝でヴェーダを含むヨーガを学ぶのが一番 知識を学ぶ上で正確ではないかと、思います。もしくは、語学の問題もあるので そこで長く学ばれて忠実に知識を伝授しようと努力されている方も いらっしゃいます。
ヨーガのアーサナは ヨーガの一つのパートであり、ヨーガの全てではありません。
人生全てがヨーガなのです。それは実生活の中で、その教えが生かされているかという事が鍵です。
ヴェーダの理論を勉強して、過ごし方、食の考え方 を 常に自分に注意を向けている事。ポジティブ思考でバランスをとれたマインドと体を創り上げる為に、瞑想やアーサナによって心と体を鍛え バランス調整し、生活の中で実践する事、奉仕、愛を育む事 その全てがヨーガであると言う事だと思います。
食からヨーガの話まで、行ってしまいましたが
名前と型
について
を 色んな角度から 私は語りたかった訳です。
所詮、名前と型にしか過ぎないと言う事です。
何かを対象にして、
これが、もし名前が無かったら、、、、と考えてみましょう。
本当は何がお望みでしょうか???
名前に操られない様にしましょうね。
本質を見極める 力を育みましょう❤
人間一人一人に 両親から授かった愛情たっぷりの名前がある様に
何か対象として観る時には 全ての名前や型には 希望や愛が含まれている事も
忘れてはならないですね。
それ自体の再確認として、深ーく想うところです。
peace & love
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