ヨーガをやっていて、良く耳にするこのサンスクリット語の言葉。
だからこそ、インドの文化を知る事も大変重要になって来る。
ちなみに...
西洋発祥のパッタビジョイス師の流派アシュタンガヨガについて ではありません。
インド古代の言葉でもある、サンスクリット語で この意味は「8本の枝」ヨーガ的に言うと(八支則)と言われます。
これがパタンジャリと言う賢者によって、ヨーガの経典「ヨーガスートラ」にまとめられています。
この8本の枝の様に分かれている概念は、人間の在り方の根本を説いていて
ヨーガのライフスタイルとは何かを意味しているのです。
Hathayoga(ハタ ヨーガ)の基本中の基本とも呼ばれ
健康とハッピーライフを目指すために、この知識を土台に
ヨーガの実践として認識されています。
1ヤマ:社会に対して守るべき、制限
2二ヤマ:生活の中で自分が守り、従う事
3アサナ:瞑想の為の坐法と安定した姿勢
4プラナヤマ:呼吸を通して生命エネルギーを抑制する事。
5プラティヤーハラ:五感のコントロール。アサナや瞑想中に起こる心の安定。
6ダーラナ:集中。呼吸と対象に意識を集中した状態は心が平穏になる。
7ディヤーナ:瞑想状態
8サマディー:至福(三昧)超越意識
この8つには段階を超える事でサマディーに到達できると言われます。
心身(内側も外側も)が浄化されている人こそが、サマディーに近づく事が出来る。。。。
人間、良い人生を行きて行く中、1ヤマと2ニヤマだけども守る事で 魅力的な素晴らしい人に成長します。
ヤマの5つの守るべき要素
a)非暴力 /アヒムサー
b)正直、嘘はつかない /サッティヤ
c)盗まない /アスティヤ
d)貞節 性制(節度のある愛情のある性生活)/ブランマチャリヤー
e)贈り物を受け取らない(物欲にとらわれない)/アッパリグリハー
ニヤマの5つの従う要素
a)清潔、純潔(内外共に)/サウチャ
b)満足(贅沢でなくともいつも満たされている)/サントーシャ
c)耐え忍ぶ、苦行、試練に打ち勝つ精神力/タパス
d)聖典知識の学び(精神向上に努める)/スワディヤーヤ
e)献身的な崇拝(祈る事でエゴも放棄する)/イシュワラプラディヤーヤ
単純な当たり前の事を
日本の教育は、道徳の中できちんと教えていないのが、現状です。
せめて
このヤマ、ニヤマの2つの実践だけでも、日常生活に取り入られたら 心と体のバランスを保ち、健全なライフスタイルを過ごす事が出来るのではないでしょうか。。。
これを指針にして
ご両親が子育てに励まれるのも素晴らしいかと思います。
shanti